今回ご紹介するケースは、岐阜県大垣市内在住の栗木さん(40代・男性)です。
※このケースは、ご本人の了解を得て記事にしております。
左腕全体への強い痛みと痺れを引き起こす頸椎症、頚椎ヘルニア
2017年3月下旬、「ダメ元で見てくれんか?」そういってお越しになりました。
と言うのも、2016年11月頃から痛みと痺れが起きており、座っていると痛みとシビレがひどくなり座って食事が出来ず、痛みをごまかす為に腕を強く叩いてその痛みでごまかし、寝ていても当然痛みで起こされる毎日。
様々な病院や整体に行っては何とか痛みが消えないかと模索して約4ヶ月、一向に改善しない痛みと痺れに、ココがダメだったら手術しようと病院も見つけて、手術費用(名古屋の方にある頸椎症、頚椎ヘルニアの有名クリニックで、保険適用外の技法、200万円程度)の準備もされているような状態でした。
- ブロック注射・・・30回
- フェントステープ・・・医療麻薬のはり薬、めまいや吐き気がひどかったそう
- 鍼治療
これらが主な4ヶ月間の戦いの記録だったようです。
厚生労働省からの指導によって【頸椎症、頚椎ヘルニアの治療】はカイロでは出来ない
(1) 禁忌対象疾患の認識
カイロプラクティック療法の対象とすることが適当でない疾患としては、一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされているが、このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。
上記のように、カイロプラクティックでは禁忌症状と言われる疾患があり、
これらを治療する目的での施術行為は行うことが出来ません。
(「ヘルニア治します!」、「狭窄症の完治例多数!」といった事は謳ってはいけません。
もし、こういった記載、発言をするカイロプラクティックやその他の施術院があれば
違反行為であり罰されます。)
症状の起きている場所以外を調整する
症状の起きていない部位を調整することで、結果的に改善するケースもあるのは分かっていたので、まずはご本人へ説明。
施術だけで、体調が劇的によくなることは無いです。
生活習慣の中で、結果的に今の痛みと痺れが出ている以上、これを改善しないといけません。
頸椎症、頚椎ヘルニアが起きている部位を施術することは出来ません。
これらのことをお伝えし、了解を得た上で、無理・負荷の無い範囲で少しづつ全身の関節に動きをつけていきました。また、痛みによる炎症で生まれた活性酸素や、筋肉の硬化、関節の硬さなどもあったためサプリメントも摂っていただくようにお願いしました。
この時点で、骨盤にズレもあったため、骨盤を固定できるように骨盤下着もつけていただくようにしています。
カイロプラクティックといえば矯正(パキポキ)!・・・だけじゃないんです
カイロプラクティックや整体といった言葉を耳にすると、「バキボキやるやつ」「アレ痛そうだよね~」と言うイメージの方もいると思います。
カイロプラクティックでは、「全身の骨格の歪みを正す」事が目的なので、「バキボキ」はオマケみたいなものです(笑)
実際、今回のケースでは矯正を行ったのは2回、あとは出来るだけ毎日来ていただいて、硬くなっている関節に動きをつけることに集中して施術を行っていきました。
痛み、痺れが消えるまでに掛かった期間:1ヶ月弱
あくまでも、”今回は”という但し書きを忘れるわけにはいきませんが、、、
お越しいただいた回数:9回(初回含む)、その後半月位して1度調整
それから約2ヶ月になりますが、痛み、痺れはまったく起こっておらず、首を横に向いたときなどのふとした拍子に首筋が「ピキッ」ってなることがあるそうです。
ただ、それで腕とかに痛みやシビレが起こるわけでもなく、首だけがたまにそうなると言うことで、「姿勢が崩れるとまた痛みが再発しますよ!」と脅しのような注意をしています(笑)
どうにかなる前のケアが大事
今回のケースでは、たまたま短期間で劇的に痛み・しびれが改善しましたが、当然個人差もあります。
○○病、○○症などと、病院で診断を受ける前に、「なんか変だな?」と思ったら、早めのケアをしましょう。
「虫歯を予防するのが歯磨き」なら「病気を予防するのが骨格ケア」です。
”ダメ元で”聞いてみて、
”今から”骨格ケアを始めて、
”いつまでも”元気な毎日が過ごせますように。
良丸 カイロプラクティックでは元気でい続けるお手伝いをしていきます。