何気なく動いたそのときに・・・
くしゃみをしただけなのに・・・
ちょっと屈んだら・・・
そんな”不意を付いて”訪れる恐怖!
今回は、
「ギックリ腰」
に焦点を当てて
・こんな人がなりやすい
・「アイタタ・・・・!!」やってしまったときの対処法
・日常で取り入れる予防法
をご紹介したいと思います!
こんな人がなりやすい
そもそも「ギックリ腰」になりやすい人、なりにくい人(ならない人)の
差って何なんでしょう?
今まで僕が知る範囲で、
「生活習慣にまったく問題の無い人」が、
「ギックリ腰」を起こしたことは無かったです。
・・・当たり前?
確かにそうですね。
では、”何”が「ギックリ腰」の引き金になりやすいのか?
いくつか考えられることがあって、
1.心理的な要因
2.行動的な要因
3.栄養的な要因
大きく分けるとこの三つかな、と感じます。
では、順番に見ていきましょう。
1.心理的な要因
心理的な要因とは、簡単に言うと”ストレス”です。
生活状況によって人それぞれですが、会社で、家庭で、地域で・・・
さまざまな人間関係や、経済状況、紫外線などなど・・・
さまざまなものが、体や心にとっての”ストレス”となります。
こういった”ストレス”、特に自覚できる人間関係や経済状況などによる
”ストレス”は、それ自体が体を緊張させて、結果的に
筋肉が硬い状態
を作り出すことになります。
2.行動的な要因
行動的な要因とは、つまり”運動・体操”を主とした体を動かす事です。
仕事から帰ったらもうぐったりして何もしない、
家事や育児で忙しくて、分かってるけど・・・なにもしてないなぁ、
こんな声を聞くことは1度や2度では無かったです(笑)
仕事でも家事でも育児でも、体を動かすことはあると思いますが、
必ず言える事があります。
関節の可動範囲すべてを使う動作を行っていない
ということ。
たとえば肩を例にとってみましょう。
いったん画面から少し離れて、動かしやすいほうの肩
(痛めている方は無理をしないでくださいね?)を
ぐるぐる大きく動かしてみましょう。ゆっくりとでいいので。
ほら、今動かせた範囲全部を仕事や家事や育児で使いますか?
使いませんよね。僕も使いません(^^;
これらの動きは意図して行わないと出来ない、という事ですね。
3.栄養的な要因
最後の、栄養的な要因というのは、読んで字のごとく。
食べ物などから得られる栄養によって、体が作られるということです。
専門的な栄養学を勉強している肩からすると”当たり前”だということもあるかと
思いますが、そこはやさしく見逃してください(笑)
「ギックリ腰」に関係あるからだの部位・・・つまり腰の筋肉、ですね。
筋肉=たんぱく質というイメージだと思います。
そこにもうひとつ、重要な働きをする栄養素として、
カルシウムがあることを知っているでしょうか。
カルシウム??それは骨でしょ?
って思ったアナタ!
はい、期待通りの反応していただけてうれしいです(笑)
確かにおよそ、99%のカルシウムは骨に貯蓄されているとされています。
一方で、残る1%の行方をご存知な方にはあまり出会いません。
実は、そのわずか1%のカルシウムが行う役割のひとつとして、
”筋肉の伸縮作用を助ける”というものがあります。
そう、この筋肉の伸縮作用というのが、十分にあれば
「ギックリ腰」を予防も出来る、ということです。
カルシウムと筋肉については、また長くなりそうなので、
別の機会にお伝えすることにしますね。
「アイタタ・・・・!!」やってしまったときの対処法
原因はともかく、もう「ぎっくり腰」やっちゃったよ!
って言うあなたのために、”今すぐ出来る対処法”をお伝えしますね。
ただその前にひとつだけ。
「ぎっくり腰」は”筋肉の損傷”を含みます。
いきなりすぐに痛みが取れたり、翌日からさくっと復帰できるやり方は、ありません。
(痛み止めで動けても、それじゃ解決してませんよね?)
というわけで、対処法をお伝えしますね。
※良丸 カイロプラクティックへお電話いただいても実際に同様のお願いをします
まずは冷やす。
何度も書きますが「ぎっくり腰」は、”筋肉の損傷”があります。
つまり、炎症も起きていることが多いんです。
触ってみると熱っぽくなってるって言うことですね。
このまま何かの動作をしたり、無理をすると悪化の一途。
「暖めればとりあえずいいだろう」というのが一番危険です。
炎症がさらにひどくなって長期化したりすることもあるのです!
まずは、「ギックリ腰」をしたら、冷やして熱っぽさを取りましょう。
次に伸ばす。
「ギックリ腰」をすると、そりゃー痛いですよね・・・。
体を屈めて、ヨチヨチ歩き・・・・。
まずは安静が第一なんですが、このときにお布団やベッドなどの上で寝てしまうと、
かえって痛みが長引くこともあるんです。畳の場所があれば、その上で仰向けに寝ましょう。
畳が無い場合はフローリングでもカーペットのあるようなところで。
このときに、たとえば座布団やタオルなど身近にあるもので、
腰の部分が少し高くなるようにします。
そうすることで、腰への負担がぐっと減り、痛みが少なくいられると思います。
※例外もありますので、これで痛みがひどくなるような場合はすぐに中止して、
医師の診断を受けることを強くお勧めいたします。
痛みが引いてもゆっくり動こう
「ギックリ腰」で怖いことのひとつが、”再発”ですよね。
痛みが引くと、つい”治った!!”といつもの調子で動いてしまってもう一度・・・
なんていうことも。
痛みが引いて、日常動作が問題なくなってきたら
ゆっくりとラジオ体操を”マジメ”にやってみましょう。
(勢いをつけたり弾みをつけるのは厳禁です)
ゆっくりとした動作であれば、痛める確率は低くなりますので、
自分の体の調子と相談しながら、動かしていきましょう。
強張っていた体がほぐれることで、「ギックリ腰再発」も予防できますよ!
日常で取り入れる予防法
ここまでじっくり読み進めていただけた方にはなんとなくお分かりかと思いますが、
ここで、日ごろから出来る「ぎっくり腰」予防法をお伝えしようと思います。
1.体の緊張を解く
何はともあれ、緊張したり固まっていては余計に痛めやすいのは確実です。
ゆっくりと深呼吸(腹式呼吸)をしたり、頭の中の考え事をクリアにしてリラックスできるように
日ごろから練習して緊張する要因を取り除きましょう。
2.日常に体操を取り入れる
日ごろから、体操をして体の動きを良くして置けばそもそも痛めることはないことでしょう。
たくさんのことをしなくても大丈夫。ラジオ体操にある大きく体を回す、あれだけをゆっくり数回やるとか。
前後屈のストレッチとか。
とにかく動きをつける体操なので勢いをつけたりしないように・・・、
それで痛めては元も子もないですから(笑)
3.食事の偏りは見直して
偏食や、コンビニ・ファストフード中心の食事では
取れる栄養素に偏りが出ます。ただでさえ少ない必須栄養素が
過剰に摂っている栄養素を排出するために使われているかもしれませんよ!
まずは、野菜類、海藻類を取り入れるとイメージしていただくといいかもしれません。
いかがでしょうか?
良丸 カイロプラクティックでは、
日常的に自分でケアできれば最高!
だと考えて、日々お伝えできる限りを皆さんへお伝えし、
セルフケアへ進んでいただけることを目的としています。
自分だけではなかなかケアができない、やり方がよく分からない
などありましたら、メール(info@yoima-ru.com)や
オンライン予約フォーム(https://reserve.ekiten.jp/shop_6020313/)で
お問い合わせいただければと思います。